就職活動は面接が大事
2016.07.23 / ヘアスタイル
『就活ヘア』
就職活動に必要なものは学歴・才能・資格などが上げられます。
それは書類上(履歴書)のもので、いちばん重要視されるのはその人自身です。
それを見極めるのが”面接”。
その面接で判断されるのは、見た目や言葉使いやコミュニケーション能力です。
職種によっても判断する基準は変わってきますが、どこの企業でも第一印象は大事なもの。
【人は見た目が大事?】
「人は見た目が9割」という本が出ているほど、その人の第一印象は出会って3~5秒で判断されています。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンの「メラビアンの法則」では
55%の視覚情報(表情・仕草・見た目・視線)
38%の聴覚情報(声質・声の大きさ・抑揚・テンポ)
7%の言語情報(言葉使い、内容など)
この3つの要素によって人の印象は決まるといわれています。
「人間は見た目だけじゃない!中身で判断しろ!」と思う方もいらっしゃるでしょうが、短時間で人が人を判断する面接ではしょうがないことでしょう。
また、性格が悪いと言われ、性格を直すより見た目を変えることの方がよっぽど簡単なのです。
まずは、視覚情報を良くすることが大事ということ。
面接では言葉を交わす前にその人の佇まいや体格、表情、服装、更に髪型が視界に入ってくるので、そこから気を付けていきましょう。
私たち理容師は、その視覚情報を良くするお手伝いをいたします。
【面接時は?】
近年、美容室でカットをする若者たちが増えています。
おしゃれなサラリーマンも増え、いかにも美容室で切っています的はスタイルの方が目立ちますね。
しかし、髪の毛を立たせたり、ヘアカラーやロングヘア―は就職が決まってからにしましょう。
ヒゲはもちろん御法度! 面接のときは、きちんと剃って行きましょうね。
企業によって異なりますが、面接も1次・2次とあり、3次面接まである会社もあります。
面接官は、会社の上司が行うところも多く、就職を希望する人の親世代が多いはず。
印象を良くするためには、おしゃれなスタイルより、清潔感があり真面目に見えるスタイルをお勧めします。
奈良県の理容組合では、近畿大学(大阪府東大阪市)と共同で『就活ヘア』を発表しました。
約480社の企業と学生約360人を対象に実施したアンケート調査から、業種別に「好感度の高い就活ヘア」を分析しています。
札幌理容協同組合でも、その『就活ヘア』の講習会を行い、就職活動をする人にアドバイスできるようにしています。
また、札幌理容協同組合で打ち出している『Bシェーブ』は、ただの顔剃りではなく、眉毛処理やスキンケアも含めたシェービング(お顔剃り)で、第一印象を良くするアイテムの一つです。
是非、お近くのサロンで相談してみてください。