第一次洗浄消毒

洗浄作業が加わることにより、理容店の衛生管理は飛躍的に効果的になる。

対象器具の状態により「危機管理濃度」として原液500ppm、「衛生管理濃度」として100ppm、「衛生環境濃度」として50ppmにて洗浄消毒いたします。洗浄消毒とは、「法定消毒」の効果を引き出し、発揮する為の事前処置です。
使用する「フィリオ３０」は緩衝法生成による高濃度次亜塩素酸でありナトリウムが含まれない許製法である「緩衝法」で生成された高濃度弱酸性次亜塩素酸は「フィリオ３０」以外にはありません。「塩酸（酢酸）を混ぜた生成方法の二液法」「専用の機械による電解により生成する電解法」による「弱酸性次亜塩素酸」は「濃度が薄い」「生成年月が不明記」「残存ナトリウムによる金属腐食」「塩酸配合による器具への影響」などをふまえ、「理容店」における「塩素系消毒剤」として使用するには「不向き」と判断しました。

 

フィリオ３０　500ppm

第一次洗浄消毒

ナトリウムを含まない弱酸性次亜塩素酸～菌（芽胞菌も含む）、ウィルスへの即効性、蛋白質分解能力により対象器具の消毒環境を整え、より現実的な消毒システムとします。

 

 

 

＊１　網膜の構造～タンパク質で覆われているウィルス（HIVやHBVなどのウィルス）
＊２　芽胞菌とは、芽胞は通常の細菌と比べて極めて高温に強く、100℃での煮沸によっても完全に不活化することが出来ない。芽胞を高温で完全に不活化するには、オートクレーブ処理（約2気圧の飽和水蒸気中で121℃15分以上）、乾熱処理（180℃30分あるいは160℃1時間以上）などの処理が必要。芽胞を完全に不活化することが可能な条件で、器具や培養液などを処理することを滅菌と呼び、医療器具の扱いや、微生物学や生化学の実験、食品科学などの分野で重要である。滅菌の技術が発達する以前には、間歇滅菌法による滅菌が行われていたが、それでも滅菌に失敗することはあり、芽胞による汚染（コンタミネーション）が問題になることが多く見られた。また高温以外にも、消毒薬などの化学物質にも耐久性を示す。 一般的な消毒薬では次亜塩素酸ナトリウムがやや有効な程度で、塩化ベンザルコニウム(オスバン液)、アルコール類等では不活化する事が非常に困難であり、確実に不活化するには最も強い消毒薬であるグルタラールを長時間接触させる必要がある。他に、エックス線にも高い耐久性を示す。（http://ja.wikipedia.org/wiki/芽胞より参照）

 

すべて「フィリオ３０」を使用して第三者機関の結果に基づきます。他生成法「弱酸性次亜塩素酸ナトリウム」の検査結果ではありません

 

ティッシュペーパー

「複合消毒システム」において、フィリオ３０と同じくらい、理容業界における「消毒システム」に一石を投じるといっても過言ではないのが「ティッシュペーパー」を使用したシステム。「浸漬」消毒環境を創りだし、なおかつ消毒液は「噴霧」する為に最低限のコストになります。

 

通常営業の中で、如何に効率的に洗浄消毒を組み込むかがポイントです。

血液が付着したシェービングブラシは、フィリオ３０を毛部分に十分に染み込ませティッシュで包み、さらに噴霧して放置してから、基礎消毒へ移行します。

 

通常使用時のシェービングカップの洗浄消毒～流水で良く流してから、フィリオ３０を内部全体に噴霧します。石鹸などが残らないように気をつけてください。

 

フィリオ３０はナトリウムが含まれていない弱酸性次亜塩素酸なので、鉄や櫛などにも安心して使用することができます。道具皿も含めた洗浄消毒を噴霧でおこないます。

 

 

血液汚染された器具を洗浄消毒することにより、二次感染を未然に防ぎます。

血液が付着したシェービングブラシは、フィリオ３０を毛部分に十分に染み込ませティッシュで包み、さらに噴霧して放置してから、基礎消毒へ移行します。 ＞ 映像参照

 

血液汚染されたトリマーの刃なども分解して、流水で流した後にティッシュで包んで、フィリオ３０を十分に噴霧します。金属に影響がないので安心です。

 

血液が付着した布には、水洗いの前に汚染個所に噴霧します。その後の水洗い～法定消毒の際の施術者二次感染リスクを激減させる事ができます～漂白はしません。

 

 

理容室の現場で使用される二枚刃も含む多枚刃には洗浄消毒が最適です。

二枚刃の場合、刃内部の汚れを流水と水圧を高めた水スプレーなども用いて汚れを落とし、ティッシュで包んでフィリオ３０を噴霧して、写真状態から逆さに置きます。 ＞ 映像参照

 

二枚刃と同じように、刃内部の汚れを流水と水圧を高めた水スプレーなども用いて汚れを落とし、ティッシュで包んでフィリオ３０を噴霧します。

 

刃の構造が複雑な為、刃面を下にしてさらにフィリオ３０を吹きかけます。2枚刃同様に、この状態になると刃の間にもフィリオ３０が入り込み、浸漬状態になります。

 

 

細菌や、臭いなどの環境も洗浄消毒で整える事ができます。

ナトリウムや塩酸（酢酸）を含まないフィリオ30は肌にも安全です。施術合間の消毒や、エステなどの際の手指の消毒消臭にも使えます。

 

水虫などの白癬菌を素早く溶菌し、スリッパの素材にも負担が非常に少ないので、安心して使用できます。消臭効果も強いので素足使用後の噴霧には最適です。

 

衛生管理濃度では、施術椅子やワゴン～また超音波加湿器で空間噴霧することによりインフルエンザやノロウイルスの他にもスギ花粉アレルゲンをも分解します。