「大人ニキビについて」 シェイビー通信 vo6
2016.07.10 / 肌の知識
今回は私的にもちょっと気になる大人ニキビについて書いてみた。
まずは原因から
思春期にできるニキビも大人になってからできるニキビも、毛穴の入口が何らかの理由で詰まってしまう事が原因なんですって。
なので順を追ってニキビの出来るメカニズムを調べてみました。
ニキビができやすい部分は、皮脂分泌が活発な顔や胸元、背中などです。
まず、それらの箇所の皮脂分泌が活発となり、脂性になることからはじまります。
皮脂の分泌が活発になる原因は以下のようなものがあげられる。
成長ホルモンの影響
思春期になると分泌が増え、それにより特にTゾーンの皮脂分泌が増え、ニキビができやすくなる。
男性ホルモンの影響
思春期になると、特に男性に多く分泌されるのが男性ホルモンですが、女性にも少なからず分泌されています。
また、大人になってからはストレスなどに より分泌が高まり、女性のニキビの大きな原因となっているようです。
男性ホルモンは、皮脂分泌を活発にさせ、その上皮膚の角化を促す働きがあります。
ストレス
過度の緊張、疲労、睡眠不足によって自律神経に変調をきたすようになってしまう。
すると緊張をつかさどる交感神経とリラックス状態をつかさどる副交感神経のバランスが崩れる。
バランスが崩れると、脳下垂体から副腎皮質ホルモンが多量に分泌され、副腎皮質からの男性ホルモンの分泌が高まり、皮脂の分泌が 高まってしまいます。
黄体ホルモンの影響
黄体ホルモンは、皮脂分泌の作用がありますが、生理前は、この黄体ホルモンの分泌によって、ニキビができやすくなるだけじゃもの足りず、すでにできているニキビを更に悪化しやすく促進するそうです。
いやですね~~!
毛穴が詰まってしまう原因は?
新陳代謝の低下や、ホルモンの影響等で肌の表面が硬くなり、毛穴付近のターンオーバーが正常に行われなくなると、毛穴が詰まってしまいます。
大人ニキビ?
十代の頃から馴染みがある、主に額から頬にかけてのTゾーンにできやすい、思春期ニキビ。
これは過剰に分泌された余分な皮脂で、毛穴がつまることが原因で起きるギトギトの脂っぽいニキビで、その性質から、洗顔をして清潔にしていれば治るとされている。
これに対して大人ニキビは、思春期ニキビとは違ったメカニズムでできてしまうニキビなんです。
大人ニキビができてしまう主な原因は「古い角質の蓄積」と「肌の乾燥」。
まず肌の代謝が悪くなることで、ターンオーバーが遅くなり、古い角質で毛穴をふさいでしまいます。
また、ターンオーバーの低下によって起こる「肌の乾燥」 は毛穴をふさぐ角質を厚く堅くし、大人ニキビをさらに頑固にさせる原因ともなります。
こうなることで、ふさがった毛穴にアクネ菌が繁殖し、そこでできた炎症が「大人ニキビ」となってしまうのです。
大人ニキビのメカニズムがわかったところで、その根本の原因となる「日常生活」に潜んでいる原因について語ります。
まず、現代人にとって悩みの種でもある「ストレス」や「睡眠不足」。
これらによって起こってしまうのが「ホルモンの乱れ」。
女性ホルモンである、エストロゲンは、お肌のうるおいを保つ働き、プロゲステロンは皮脂の分泌の促進する作用を持っています。
また、外食や簡単なもので済ませがちの間違った食生活による「栄養バランスの乱れ」も大人ニキビの原因の一つになります。
ニキビ予防に必要な栄養素である、「ビタミン」や「ミネラル」を上手に取り入れましょう。
また、洗顔の際、洗顔料を使って何度もごしごしと洗ってしまうと、本来お肌に必要な皮脂まで奪い、大人ニキビの主な原因である「お肌の乾燥」を引き起こしてしまいます。
その為洗顔は1日2回程度にとどめ、タオルでの拭き取りも軽く肌に当てて水分を吸い取りましょう。
他にも「タバコによる血行不良」「過度なダイエット」「冷え性」など、日常で改善したいものばかり。
大人ニキビを治すには、まずこれらの原因を取り除き、正しい生活習慣で予防を心がけることと、健康を保つ為の対策をすることが近道となりそうですね。