「白髪は頭だけじゃない」シェイビー通信vo16
2016.08.31 / 髪の知識
年をとると頭だけではなく、ヒゲ・もみ上げ・鼻毛に白髪が目立つようになります… そこで、今回は白髪について調べてみました。
【白髪のできるメカニズム】
白髪は薄毛や男性型脱毛症と同様に遺伝的要因が強いとされていますが、その原因は長く解明されていませんでした。しかし近年その研究が実を結び、白髪のできるメカニズムが解明されてきました。
髪の毛の色が失われるメカニズムは、髪の毛の色を決定するメラニンを生成するメラノサイト(色素形成細胞)が何らかの理由で失われる、もしくは働きが衰えその結果メラニンが髪の毛に与えられず、白髪になってしまうというものです。
【白髪の原因】
髪の毛は1度生えたら一生そのまま生え続けているわけではなく、男性の場合は3~5年で生え変わります。日本人の場合、頭皮には10~15万本の毛髪が生えていると言われており、1日50本程度の脱毛は自然に髪が生え変わることによる正常な抜け毛だとされています。この髪が生え変わる時にメラニンを生成するメラノサイトが失われると、髪の毛の色になるメラニンが生成されなくなり白髪が発生します。
通常、髪の毛が抜ける際にメラノサイトが失われても次の新しい髪の毛が生える際に再配置され、再び正常なメラニンの生成が行われます。しかし様々な要因でメラノサイトの再配置が行われないと、そのまま白髪になってしまいます。
【ストレスは白髪と関係している】
小説や漫画などで、とてつもない恐怖や極度のストレスを感じた時に、髪の毛が一瞬にして真っ白になってしまう描写をご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか?
もちろん、現実にそのような短期間で白髪になってしまうようなことはあり得ないのですが、ストレスが白髪と関係しているのは紛れもない事実です。
その中でも大敵だと言われているのが夜更かし。なぜ夜更かしをするとストレスがかかるのかと言うと、人間は元々昼行性の動物だからです。人間は、昼間は交感神経が働き、外界からの刺激に対して即座に反応できるよう、緊張状態を保っています。
その一方、夜は副交感神経が働き、眠っている間に昼に酷使した細胞や組織を修復・再生しているのです。
【こめかみにできた白髪はストレスのサイン】
こめかみには神経細胞が通っており、脳の司令を伝達しています。疲れている時やストレスが溜まった時に、こめかみの部分が痛くなるのはこのためです。同様に、こめかみに白髪が発生したら、それはストレスが原因だというサインなのです。特に、近年は仕事でパソコンを使う機会が多く、目に疲れが溜まると、こめかみに集中して白髪ができやすくなります。こまめに休憩をとるなどして、目に疲れを溜めないように気をつけましょう。
【鼻毛にも白髪が・・・】
白髪を見つけると、老けたような気がしてショックを受けるものですが、それが鼻毛に見つかった場合はなおのこと。
鼻毛は、ほかの体毛に比べて白髪になりやすく、白髪になる時期も早いといわれています。
頭に白髪を見つけると、つい抜きたくなってしまうという人が多いかもしれませんが、鼻毛の場合は、抜くのは控えましょう。なぜならば、鼻毛はデリケートな粘膜に生えているからで、抜くと粘膜を傷つけ、炎症を起こしやすいといわれています。鼻毛に白髪を見つけたときは、脱毛するより切る方がいいのかもしれません。
【白髪予防】
適度な運動はストレス解消になるほか、成長ホルモンが分泌され若さを保つ効果が得られます。
白髪の発生時期は遺伝で決定されていると言われており、運動で若さを保つことができれば白髪の発生を遅らせられるのではないかと考えられます。
食生活の改善も、白髪予防には効果があると考えられています。バランスの良い食事を心掛けることはもちろん、白髪予防のための栄養素を多く摂取したいものです。
白髪があることもストレスとなり得ます。白髪があることが気になってしまい、心の負担となってしまうのです。白髪染めを使い、白髪を気にせず堂々と生活できるようになるだけでも、かなりのストレス軽減効果が期待できます。結果、それ以上の白髪の進行を防ぐことができる可能性が高まります。
シェイビー通信は、
【スキンケア大学】を参考に書かせていただいております。