「もみあげのお話」シェイビー通信vo12
2016.08.10 / 髪の知識
今回は、どこからヒゲなの? もみあげのおはなし。
何故もみあげ?
私が個人的に調べた一説ですが、呼び名に「あげ(上げ)」とついているのは、すこし不思議だと思いませんか?。
「もみあげ」という呼び方の由来ですが、江戸時代のイケメン男性の間で流行ったヘアスタイルが関係しているそうです。
この時代に、下級武士たちの間で流行っていたのが、耳の前に生えている髪に、溶かしたロウと松ヤニを混ぜて揉み込み、上になであげるようにして固めるというスタイル。
これが、「ワイルドだろぉ!」と、強い男を強調するとされ、人気を博したのだそうです。
そして、揉み込んで上げる、ということから、この部分の髪を「もみあげ(揉み上げ)」と呼ぶようになったといわれています。
身だしなみ
短髪にして耳を出している男性にとっては、非常に目立ちやすい重要なパーツで太さや長さ、形を変えれば、全体の髪型がそのままでも、シャープに見せたり、爽やかに見せたり、ワイルドに見せたりと、顔の印象を変えることが可能です。
あなたは濃い?薄い?
「もみあげ」といっても、放っておくと、ヒゲとつながってしまうくらい濃い人もいれば、まるで女性のようにほとんど生えていないという男性もいますよね?違いは、一体どのようにして決まるのでしょうか?
人間の体毛には「性毛」と「無性毛」の二種類があり、性毛とは「第二次性徴(体つきや声などに、男女としての特徴が現れる思春期の時期)」のときに、生えてくる体毛のことをいいます。
性毛には、陰毛やワキ毛のように、男女ともに生える「両性毛」と、ヒゲや胸毛のように、男性だけに生える「男性毛」がありますが、どちらも、主に男性ホルモンの影響を受けるといわれており、その分泌量が多い人ほど、濃くなる傾向があるとされています。
血行不良はダメ!
濃さには、血流の良し悪しも影響しているようです、髪が太く濃く成長していくためには、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要不可欠ですが、これらの栄養素を毛根に供給しているのは、頭皮の毛細血管です。
このため、頭皮の血行が悪いと、どんなに食べ物からよい栄養素を摂取していても、髪に栄養が行き渡りません。
髪が生えたとしても、十分に育ちきらず途中に抜けてしまいます。
とくに、もみあげ部分の頭皮の血管は、目の周りの血管とつながっているので、長時間のパソコン操作などで、眼精疲労が慢性化している人は、もみあげが薄くなりやすいといわれています。
増やせば生える?
男性ホルモンの分泌を活発にすれば、もみあげが生えるようになるかも?!男性ホルモンを増加させる方法には、次のようなものがありますよ。
睡眠:
男性ホルモンは、睡眠中につくられるので、睡眠不足だと、男性ホルモンの分泌量が低下してしまうので、規則正しい生活を心がけ、ぐっすりと良く眠れるようにしましょう。
運動:
筋肉に刺激を与えると、男性ホルモンの分泌量が増加して腹筋や腕立て伏せ、スクワットなどの「筋力トレーニング」ウォーキング、ジョギングなどの「有酸素運動」は、どれも効果的なので、日常的に運動をする習慣を持つと良いでしょう。
食事:
男性ホルモンを増やすには、筋肉が重要な役割を果たすので、筋肉をつくるもとになる「たんぱく質」をしっかりと摂ることが重要です。
たんぱく質は、肉や魚、大豆製品、乳製品などに豊富に含まれています。
また、玉ねぎやニンニクなどに豊富に含まれている「含流アミノ酸」も、男性ホルモンを増やすのに効果的です。
ストレスを解消する:
男性ホルモンを分泌する指令を出しているのは脳です。
ストレスが多いと、脳がその指令を出さなくなってしまうので、没頭できる趣味を持ったり、気の置けない友達と会ったり、二日酔いにならない程度に楽しく呑んだり、パークゴルフに釣り、映画鑑賞に美術館めぐり、ドライブにツーリング、子供と大切な時間を過ごす、スイーツ食べ歩き、などなど、ストレスを発散させるようにしましょう。