「もみあげの話partⅡ」 シェイビー通信vo13
2016.08.14 / 髪の知識
“もみあげのおはなし”の続き。 もみあげの形について
印象は変わる?
全体的な髪の長さが同じでも、もみあげの長さや形を変えるだけで、顔の印象は、ずいぶん違って見えるものです。
手軽にイメージチェンジを楽しめるパーツだからこそ、どんな形にすればいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、さまざまなもみあげのスタイルについて、ご紹介していきます。
もみあげの長さは?
もみあげのスタイルを決める上で、形よりも前に考えておきたいのが、もみあげの先端を顔のどの位置まで持ってくるのかということ。
もみあげというと、ヒゲとの境目が、イマイチわかりづらいものですが、私たち業界では、「小鼻のつけ根と耳たぶを結んだ線より、上にくるのがもみあげ、下にあるのがヒゲ」と定義付けしているので、もみあげの先端は、耳たぶあたりの位置までにするのが、基本だと考えて良いでしょう。
それよりも下の位置まで伸ばすとワイルドな印象になります。反対に短くして、耳の中心あたりまでにすると爽やかな印象になります。
また、極端に短くして、耳の上のラインに水平に揃えると、少しエキセントリックな印象にできます。
バランスが大事
もみあげの位置を決める時、耳の穴の位置を目安にすると選択肢が増えると思います。
そして、もみあげはヘアスタイルとのバランスが重要ですので、襟足の長さとのバランスも重要です。例えば、もみあげと襟足が長いと女性のような印象に、襟足が長くて、もみあげが短いとウルフっぽいイメージに変化します。
形を考える
もみあげの形で、現在ポピュラーなのは、下向きの三角形のように先細りした形で、これなら、基本的にどんなヘアスタイルにも合わせることができます。
先細りにするときは、もみあげの後ろ側(耳側)を剃って形を整え、先端が少し頬のほうに向かうようにすると、小顔効果があって、顔をシャープな印象にできます。
下を平らにした、四角い形のもみあげは、男性的で力強い印象です。
そして、直線的なもみあげをエラの辺りまで伸ばして、ヒゲと一体にすると、さらにワイルドさを強調することできます。
ただし、ヒゲとつながったもみあげは、見ようによっては、清潔感がない印象になってしまうので伸ばし放題にせず、こまめにカットすることをオススメしましょう。
白髪が目立ってきた
頭頂部や後頭部などと違って、隠しづらいもみあげは、白髪ができると厄介な場所です。
ましてや男性の場合は、短いヘアスタイルで、耳周りを出している人が多いので、なおのこと、もみあげの白髪が目立ってしまいます。
髪には、もともと色がついておらず、「メラニン色素」の量で、髪の色が決まります。
そしてこのメラニン色素が何らかの原因で、髪に供給されなくなると、白髪になってしまうのです。
その原因として代表的なのは、加齢によって色素をつくる「色素細胞」の働きが低下すること。ほかにも血行不良や栄養不足なども白髪の原因になります。
白髪の原因と対策
もみあげ部分の血行不良の原因には、次のようなものが考えられます。
眼精疲労、ストレス、外部からの刺激、骨格上の問題等色々な事が考えられますがなによりまず、体を休める事が大事です。
もみあげ部分の白髪が目立つという人は、ゆっくりと湯船に使って入浴したり、こめかみの頭皮マッサージをしたり、しっかりと睡眠をとったりすると、血行が促進され、白髪の改善につながるでしょう。