「講習会で学んだこと」シェイビー通信vo8
2016.07.20 / 肌の知識
プロの皆様には失礼ですが、ココ(第8号)にきて、講習会で学んだ肌を傷めないための顔の剃り方
シェービングをする上で重要なことは、ヒゲ・産毛を剃るのはもちろん、なるべく肌に刺激や負担を与えないということ。
女性とは違い、男性の場合はヒゲを剃る習慣があるので、肌に負担をかけてしまうことが多くなります。ヒゲの濃い人は毎日剃らなくてはいけないという方もいるはず。肌にやさしい剃り方・又は負担をかけないようにするにはどのような剃り方をしていますか?
お客様の顔を剃るときはもちろん、自分の顔をそるときは?
二月に行なった『多枚刃シェービング講習』で、参加者の方のほとんどが、T字カミソリや電気シェーバーを使っているとのことでした。特に毎日仕事前に剃る方や、ヒゲの濃い方は、ふだん私たちが使っている一枚刃レザーだと肌を傷めることが多いのではないでしょうか? 私も肌が弱いので、普段はT字カミソリで一日おきに剃っています。
『多枚刃シェービング講習』で講師が使っていた自作のレザー
このレザーは市販されている五枚刃のカミソリの柄の部分を短くして、喉のあたりを剃るときに邪魔にならないようにしています。
理容師の皆さんが使っている多枚刃カミソリといえば、「ソリコちゃん」などがポピュラーかもしれませんが、自作で簡単に格安で作れてしまうのです。顔剃りで血をふいてしまっては、気持ちのよいシェービングとは言えませんよね。
↑[ソリコちゃん]
お客様によっては、理容室で剃ってもらう時には、ガッツリと逆剃りをしてもらいたいと言う方がいると思いますが、そのへんは臨機応変に対処願います。
今では、レザーの種類・替刃の種類も増えているので、お客様の肌状況や、ヒゲの濃さで使い分けるのが賢明です。
五月に行った『男性スタッフによるブライダルシェーブ講習』では、大阪の赤木講師がブライダルシェーブで使っている替刃を教えてくれました。貝印のチタンマイルドだそうで、肌当たりもよく、金属アレルギーの方にも使えるようです。ガード付きの替刃は産毛が残ってしまうようですね。みなさん使い慣れた替刃があると思うので、ご参考までに。
もちろん道具だけではなく、シェービングフォームや、顔剃りあとの化粧品でもお肌のケアが出来ます。
六月に行った、クラシエが提案する『マイルドシェーブ講習』は、当組合が商標登録を取り提案している『Bシェーブ』と同じで、顔そり前にクレンジングを行い、肌の汚れを取りながら、潤いとハリを与えてからシェービングを行います。
シェービング剤も選びましょう。
シェービング剤も泡で剃るもの、ジェルで剃るもの、クリームで剃るものがあり、それをお客様に選んでもらうことで、お客様に高級感を与え安床との差別化もできる。
肌は弱酸性で、アルカリの商材を使うより、弱酸性のものを使ったほうが肌への負担も防げる。
お客様に使う商品を選んでもらうことで、店販にもつながります。 私はクラシエの販売員ではありませんので、ご参考までに。
シェービングのあとは水分補給。
顔剃り後の保湿ケアを怠っていると、肌がどんどん乾燥していきます。肌のバリア機能も低下していくので、外からのちょっとした刺激にも敏感になり、かゆみや炎症を起こしやすくなります。また、バリア機能が弱いということは、紫外線のダメージも受けやすいということ。紫外線は、シミ、しわ、たるみなど、肌の老化を招く最大の原因になります。そして、男性に多い肌の悩みといえば、「脂っぽさ」が上げられますが、実はこれにも、保湿不足が大きく影響しています。
皮脂の分泌が過剰になるのは、乾燥で低下したバリア機能を補うためだからです。
顔剃り後、脂性肌の方は、化粧水+さっぱりタイプの乳液、乾燥肌の方は、保湿成分を含んだ化粧水+乳液または美容液を使うとよいでしょう。敏感肌で化粧水がピリピリする場合は、アルコール成分が入っていない刺激の少ないタイプがオススメです。また、どんな肌質でも化粧水だけでは乾燥を招くため、乳液や美容液でしっかりとフタをしてあげましょう。
これからの季節は、日差しが強く紫外線も多くなるので、熱中症対策と一緒に、肌にもしっかりと水分補給をしてあげましょうね。
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毎月、毎週行なっている講習会は、とても為になるものばかりです。気が付かなかった事や、忘れていた事も再発見できますよ。
今後の講習もお楽しみに!